2015年9月30日水曜日

【柳生秘帖 柳生十兵衛 風の抄】柳生三厳と古事記

柳生秘帖~柳生十兵衛 風の抄~ (SPコミックス)


柳生十兵衛が命をかけて柳生家に伝わる本を守る。
その本とは、古事記
史実なのか創作なのは自分には判断できないが、面白い。

劇画で人体構造を重視した描写なのに、しれっと5mから10mくらい垂直跳躍を見せて、笑う。
個人的に柳生三厳柳生十兵衛と言えば修羅の刻で、あれは超人が常識的な打撃で戦う漫画で、作品の前提や絵柄と内容が反している対比が面白い。

サムライチャンプルーで背中合わせに相手を突き刺す技があったが、あれは本作が元ネタなのだろうか?
あるいは柳生の技なのだろうか?

アニメシドニアの騎士でも斎藤ヒロキが柳生と思われる技を見せたが、柳生の技と言うよりも、戦国時代が終わり、江戸時代の安定において他流を含む剣術を総括し現在に残っている、と考えるのが正しい認識なのだろうな。
現代のポップスが多くの和音で成り立ち和声法は認識が容易だが、少ない和音でこなす対位法のほうが難しいみたいな本末転倒。

個人的には、これを塗仏の宴現象、塗仏ってる、と言っている。

【高田里穂】写真集「きらきら」

何を契機に高田里穂を認識したのか記憶していないが、高田里穂 写真集『きらきら』を購入。

当時これで15歳。
167cmという身長もあり、The Guardianではないが、程よく着飾って迫られたら未成年と認識せずにやってしまう。

袖をめくらないと見られない写真がある。
これを頁を余らさずに作った誠意と見るか、体裁として疑問とするか。

撮影場所と時期が異なる写真がA1,B1,A2,B2のように交錯してるので、好きな系統を連続で見られない。

若い尻を惜しまず良い。

【毒舌の会話術】常識ゆえに困難

毒舌の会話術―引きつける・説得する・ウケる (幻冬舎新書)

内容は極めて常識的だが、故に実践は難しい。
毎日21時に寝て5時に起きて30分ほど走ってから朝食、という生活を何人がやっているだろうか?

以下は読んだ自分の要約であり、引用ではない。
  • 酒の力を借りず行う理性的なもの。
  • 立場が下から上に向かう発言(イギリス的は逆)。
  • 自身の「安っぽい正義感」「ゆがんだ優越感」の発露じゃなく、自分を含めた立場の客観性の把握と、多数派であろう主観的な本音こそが正当。
  • 見える少数を敵に回して、見えない多数を味方につける。
  • 毒舌を言う対象と聞かせる対象を明確に認識する。
  • 皮肉と毒舌の違いは、前者は褒めに偽装、後者は非難に偽装。
  • 毒舌と礼賛、声の調子、対象は他人と自分、いずれも等しく。